タントVSキャンバス
今回比較の2種はこちら
※以下の情報は2023年1月24日時点での情報です。
今回はそれぞれベースグレードの二駆(2WD)で比較をしています。
タントではLグレード
キャンバスではセオリーX、ストライプスXが該当します。
タント
タントは幅147cm、長さ339cm、高さ175cmのBOXタイプの軽自動車です。
背丈が高いため、室内は広く、とても過ごしやすい設計になっております。
そして、標準装備でキーレスエントリーのため、遠くからでも鍵のボタン一つで開け閉めができるようになっています。
他にも後部座席は大人が2人座ってもとても広く作られており、ゆったり過ごせるくらいの広さがあります。
更に、ワンアクションで背もたれを倒しフラットにすれば、荷物を多く積むことが出来ます。後ろに誰かを乗せることが多い方、自転車などの大きい荷物を乗せる方に大人気の車となっております。
また、タントの最大の特徴である開けた際に柱がない、通称『ミラクルオープンドア』を搭載しております。
小さいお子様を乗せたり降ろしたりすることがとても楽になりますので、タントはファミリーカーとして定番の車となっております。
キャンバス
キャンバスは幅、長さはタントと同じですが、高さが165cmと少しタントと比べて低めに作られております。
そのため、車庫が低くて大きい車は入らない方や雪国に住んでる方は雪下ろしが他と比べてしやすいです。
また、デザインが可愛いく、更に色のバリエーションが15色と軽自動車の中でナンバー1です。
標準装備ではキーフリーなのでロックや解除、更にはエンジンをかける際の鍵をカバンから出す行為が一切無くなります。
また、エアコンもオートエアコンになるので室内温度を設定するだけでその温度に保ってくれる優れものです。
後ろのスライドドアは両側自動になるので、荷物を持ってる時にも活躍してくれます。
なので、こちらの車は可愛い車が欲しいという方、背が高いのが嫌いな方など特に女性に好まれる車です。
基本仕様はこちら!
・重量
重量はタントが880kg、キャンバスが870kg。
高さで言うとキャンバスの方が低いので重量はタントの方がもっと重くなる気がしますが、実はタントと10kgしか変わりません。
キャンバスには標準で多くの装備が付いている為、その重量分少し重くなっていますが、どちらも重量を感じさせない走りをしてくれるため、とても快適です。
・排気量
排気量は2台とも軽自動車のため660ccになります。
軽自動車はすべてこの排気量になりますが、それを感じさせない滑らかな加速を実現できております。
・燃費
燃費は市街地モードでタントが20.9km/L、キャンバスが20.5km/Lとなります。
今の軽自動車はどれも燃費が向上しており、気になるほど燃費が悪い車は殆どありません。
タントとキャンバスの魅力
それぞれ良いところも悪いところもある。
・共通して良いところ
どちらも共通して良いところは使いやすさにあります。
例えば、スライドドアです。
どちらも全てスライドドアになっておりますので、駐車場や幅が狭い場所では車の横の障害物を気にせず開け閉めをすることができるため、ストレスなく使うことができます。
また、お子様がいらっしゃる方はお子様が勢いよく開けても、隣の車などにぶつける心配がないので、安心です。
2つ目に視界が広く運転しやすいというところもあります。
フロントガラスとサイドガラスの間にもう一枚ガラスがあるため、よく言われる車の死角というのが少ないです。
その他にも、荷物が沢山運べるなど良いところが沢山あります。
・共通して悩むところ
積雪地域では大変だというところです。
どういうことかと言いますと、雪が積もった時の雪下ろしが、背が高いため下ろしにくいということです。ただ、これも車によって大変さが違います。
キャンバスはタントよりも背が低いので、比較的下ろしやすいです。
他にもバックドアが大きいので開ける際は後ろの間隔を取らなければいけないです。
駐車する場所が狭いとこういうところで悩むかもしれません。
・外観の違い
外観はそれぞれ違うコンセプトで作られております。
タントはお子様連れのファミリーを対象にした車のため、外観もゴツすぎず可愛過ぎず、沢山の方が選びやすい形になっております。
そのため、万人に愛され特にファミリーの方々などはタントを選ばれる方が多いです。
キャンバスは可愛く丁度いいサイズというのをコンセプトに作られてるため、外観はかなり可愛くなっております。
配色も様々な色があり、自分に合った可愛い車を選ぶことができます。
そのため、可愛いものがいい方や、色んな配色の中から自分好みのものを選びたい方におすすめです。
・荷室の広さ、シートアレンジの多彩さ
荷室の広さや使いやすさで見ていきますと、1.タント 2.キャンバスの順となります。
タントは一段変形になっていてワンモーションで背もたれと台座が一緒に畳まれます。
しかし、フラットになる訳ではなく、どうしても座席部分が少し浮いた形になってしまいます。
ただ、ワンモーションで畳めるのは魅力ですので、よく荷台を折り畳みすることが多い方はおすすめです。
キャンバスは背もたれを倒すことができます。
なので、そこまで荷台は広く使えたり、タント程フラットにすることはできませんが、グレードによって後部座席の下に引き出しが付きます。
ここにはちょっとした小物やボックスを出して、買い物袋などを置いておいたりできます。
・荷物の出し入れ
荷物の出し入れを見ていきます。
まずはタントです。
タントの1番の魅力はミラクルオープンドアです。
これは助手席側のフロントドアとスライドドアを開けると真ん中に柱が無いため、乗り降りや荷物の出し入れなどが、他のどの車よりもしやすい設計になっております。
なので、大きな荷物を出し入れする頻度が高い方はこの車がおすすめです。
次にキャンバスになります。
キャンバスは前述したとおり、タントよりも背が低い車です。
そのため、タントと比べると荷物の出し入れは少しやりづらくなるかもしれませんが、ちょっとした荷物や小物は座席下のボックスに入れることが出来るので小物を良く乗せる方はキャンバスもおすすめです。
・小さな子供を乗せるなら?どの車種がいい?
このテーマですとダントツでタントになります。
前述した通りミラクルオープンドアが搭載されておりますので、小さいお子様を乗せたり降ろしたりする際のやり易さは随一です。
しかしキャンバスもお子様を乗せ降りするには十分な高さがございますので、どちらのお車もお子様連れには問題ありません。
・燃費、走行性能・安全性能はどれが優れてる?
公道で実際に走った際、キャンバスの方がタントと比べて少し小さめになるため、その分軽くなり燃費も良くなると思います。
走行性能や安全性能も乗った方の感覚になりますが、基本的にはどちらもさほど変わりはありません。
タント・キャンバスそれぞれの強みと惜しい点は?
タント
タントの強みはミラクルオープンドアにあります。
ミラクルオープンドアがあることにより、解放感はダントツになります。
なので、人の乗り降りや物の出し入れが多い方にはとても重宝されます。
惜しい点としては、下位グレードのLですと両側手動スライドドア、リヤドアサンシェードなし、USBソケットなし、電動ではなく足踏式パーキングブレーキになる・・・等々装備が上位グレードよりも劣ってしまうところでしょう。
キャンバス
キャンバスは見た目が可愛いこと、そして収納スペースが多いところが強みです。
見た目は選べる配色が15色と多いのも魅力です。
デザインと丁度いいサイズに重点を置いた車になりますので、可愛い車がいいけど、ラパンみたいに小さい車はちょっと…という方は必ずと言っていいほどキャンバスが選択肢に上がってきます。
女性好みな可愛さが売りではありますが、現在のモデルでは男性でも選びやすいシックなカラーの内外装が追加されております。
更に現在のキャンバスは2トーンカラーでの増額はありません。
他のお車は基本2トーンカラーにしますと、44,000円や66,000円と増額しなければいけませんが、ここは他のお車よりお財布に優しいです。
また、後部座席の下に収納ボックスが付いているので、今だとエコバックなどを入れておいてもいいと思います。
グレードに関しても下位のグレードから自動スライドドアがあるので装備もいいです。
惜しい点としては、後部座席がフルフラットにならないため、荷物を積みにくい点です。
日常的な荷物であれば問題ありませんが、引っ越しや旅行といった荷物が多いシチュエーションでは不向きになりますのでご注意下さい。
まとめ
タントはミラクルオープンドアがありますので、柱がない事での解放感を活かせる場面が多い方におすすめです。
例えば、お子様が乗り降りする場合や大きい荷物を横から入れることが多い方です。
キャンバスは見た目の可愛いさと収納スペースの多さがあるので、この見た目が好きな方や普段使いをされる方には特におすすめのお車です。
どちらも様々な内装、装備、見た目がありますので是非自分にピッタリのお車をお選び下さい。
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