チャイルドシートの助手席設置は辞めた方がいい?

  • コラム
  • 2021/08/25
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出先でよく見掛ける「助手席に設置されたチャイルドシート」

 

6才以下の子どもはチャイルドシートの使用が法律で決められていますが、
どのシートに設置するかまでは法律で定められていません。
しかし、警察庁のチャイルドシートにおける注意事項を見ると「後部座席への設置」が勧められています。
▽警察庁「お子様を車に乗せる際の注意事項について」
https://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/childseat/kokkousyou_keisatutyou_leaflet.pdf

違反ではないけど、おすすめできないのはなぜでしょうか?

助手席はなぜ危険?

助手席に設置されている「エアバック」が原因になります!

 

エアバックは、前面衝突時に膨らむことで人の頭部や胸部がエアバックの表面に包まれ、
事故の衝撃を抑える役割があります。
エアバックが膨らむ速度は、時速100~300㎞に達します。
事故の衝撃から乗員を守るにはこれ位の速度が無いと対応できないのですね。
その際の衝撃で、大人でもかすり傷や骨折などの被害が出るほどです。
子どもがエアバックの衝撃を受けたらどうなるか…。
当然、受け止め切れるような衝撃ではありません。

 

実際に2016年2月、大阪市にて母親の運転する軽自動車が電柱に衝突。
当時3才の女児がエアバックの圧迫を受けて亡くなった事故がありました。
この事故の際、チャイルドシートは使用しておらずシートベルトで乗車していたそうです。
エアバックと十分な距離があったにも関わらず、エアバックの膨張した際の圧迫で亡くなってしまったのです。
大人が乗車していることを想定して作られているエアバックは、子どもにとって十分危険なものになります!

 

 

≪エアバックが与えるチャイルドシートへの影響≫

それでは、エアバックがチャイルドシートにどのような影響を与えるのでしょうか?

 

チャイルドシートを助手席に設置している場合、

チャイルドシートに乗っている子どもは想定の乗員よりもエアバックに近い位置にいることになります。
そのため、エアバックと助手席の間に挟まれ、負傷してしまう恐れがあります。
特に進行方向に対して後ろ向きのチャイルドシートは、エアバックと子どもの距離が非常に近くなってしまいます。
後ろ向きのチャイルドシートの設置は絶対にNGです!

 

※欧州の車では、エアバックを停止するカットオフスイッチが付いている車両が存在します。
その場合は助手席に設置することも可能ですが、国産車は現状エアバックを停止するような機能は採用されていません。

設置は後部座席がベスト!

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≪後部座席のどこに取り付ける?≫
チャイルドシートは後部座席に取り付けた方が安全ということが分かりました。
しかし、後部座席といっても運転席の後ろと助手席の後ろがあります。
それぞれのメリットはどんな所でしょうか?

 

◆運転席の後ろ
事故の際、大半の運転者は自分の身を守るために右にハンドルを切ってしまいます。
そのため、助手席側の被害が大きくなる可能性が高いです。
事故の状況によって一概には言えませんが、被害の少ない運転席側を選ぶことで更に安全度が上がります。

 

◆助手席の後ろ
路肩駐車などをした際に、歩道側で子どもを乗せ降ろしすることができるので安心です。
子どもが大きくなって自分で降りたりする時も車道側に飛び出すことなく安心です。

 

後部座席への設置は、運転席の後ろ・助手席の後ろいずれも違った良さがあります。
ご自身に合った方を選びましょう。

助手席に取り付ける際の注意点

助手席へのチャイルドシート装着はおすすめできませんが、

状況によっては設置せざるを得ない場合があると思います。
そんな時に注意したい点がこちら。

 

①必ず前向きのチャイルドシートを使用!
後ろ向きのチャイルドシートは、事故の際にエアバックとの距離が非常に近く、子どもがケガをする恐れがあります。
必ず前向きのチャイルドシートを使用しましょう。
ベビーシートは必ず後ろ向きになるので、助手席への設置は絶対にやめましょう。

※欧州の車だと、助手席のエアバックをOFFにする機能が付いている場合もあります。
その場合には後ろ向きのチャイルドシートでも設置可能となります。

 

②助手席の座席は十分なスペース確保を!
できる限り助手席は後ろに下げて、少しでもエアバックの圧迫を軽減できるようにしましょう。

 

助手席に付ける必要が無ければ、必ず後部座席にチャイルドシートを装着しましょう!

まとめ

助手席4

助手席への設置は、事故の際の危険性を高めることが分かりました。
確かに助手席に子どもがいると運転中の様子も確認しやすく、ママも便利で、子どももママの近くにいれて安心かもしれません。
ただ、そこには危険が伴っているということを考えなければいけません。

まだ言葉が理解できない小さなお子様だと、
運転席のパネルやシフトレバーなどに手が届いてしまい操作してしまった、などの危険も考えられます。

 

最初から後部座席に設置することで、ママも子どもも慣れることが大切だと思います。
ぜひチャイルドシートは後部座席に取り付けて、安心・安全に親子でドライブを楽しみましょう♪

 

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